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といっても書評とか書いたことないので期待しないでください。 あんまり詳細に書きすぎてもあれなので薄く広く。
概要
この本は題名の通り、独学でプログラマーになりたい人向けに書かれた入門書です。
Python だけでなく、開発に必要な知識が広く浅く書かれています。普通の専門書では飛ばしてしまうようなことも懇切丁寧に書いてあるので、 入門本で挫折した方は一度読んでみると良いかもしれません。
構成
全6部 (27章) で構成されており、3部までが具体的な開発の話です。
各章に格言が書かれていて、読み手のモチベーションを保ってくれます。そういえば PyQ にもこういうのあったなぁ。
入門書なのにBashや正規表現を取り扱っていて変わった本だなという印象を持ちました。
プログラミングパラダイムに関する章は、普段当たり前のように使っている仕組みのありがたさを 感じさせてくれる徳の高い章でした。
という感じで 3部までは流し読みました。
4部
4部はデータ構造とアルゴリズムの話。
スタックとキュー、再帰などの説明がされていましたが、 これだけの内容でアルゴリズムって言っていいのかなという感想が少し。
格言の話で、コードよりもデータ構造に気を使うべきってのは同意でした。
5部
5部はプログラマとして働くことに関する心構えが書いてあります。
LinkedIn で就活するというのはアメリカっぽさを感じますね。 日本ではあんまり多くないのかな?ちょっとその辺の事情はよくわからないけど。
チームで働くという章の考え方は人としてどう振る舞うべきなのかみたいな話で、 プログラマーだけでなくどんな仕事をするにあたっても大事な心構えだと感じました。
6部
6部は どうやったら良いコードを書けるかということで、こういうふうに修正すればいいよみたいな TIPS がのっています。
慣れてる人には「まぁそうだよね」っていう感想だと思いますが、初心者にとってはかなりありがたい情報だと思います。
総論
普段から Python を使って開発している人にとっては少し物足りない内容かもしれません。
自分が初心者だった頃に読みたかった本です。特にモジュールとかパッケージ管理。 つまずきやすいところは重点的に説明されているので読み進めて詰まることは少ないんじゃないかと。
3部までは コード例が多く出てくるので、手元で動かしたいという意欲的な人は内容を理解しやすいと感じました。 (それはこの本だけに言える話ではないですが
翻訳に関わった人から聞いた話、原著は 読みにくいところも多かったそうなんですが、 本を良くしたいという情熱からたくさん改良を加えたそうですよ。さすがですね。 (shimizukawa masaya ++)
Python本がたくさんあってどれを読んでいいかわからない初学者さんにとって、この本は良い選択だと思います。
最後に、個人的におすすめの書籍を以下に紹介しておきます。